次男にも、名門クラブの怪しい行動と嘘
次男は、2004年4月からプロサッカー選手になる希望と夢を持って、東京ヴェルディユースに入団しました。翌2005年には、全国ユースの3つの大きな大会の優勝へと貢献することが出来ました。また、2006年3月には、福岡県で行われた「サニックスカップインターナショナルユースサッカー大会」に東京ヴェルディの選手として出場し、チームの優勝に貢献しました。この大会には、日本のサッカーチームだけではなく、海外のサッカーチームであるイタリアのミーランやオランダのアヤックスなども参加していました。約10日間の大会でしたが、日本ユースチームの選手にとっては、ヨーロッパのサッカーチームの監督に自分自身のプレーを見てもらえるチャンスでもありました。
大会が終わってから、オランダのアヤックスの関係者から私に連絡が入りました。アヤックスの関係者から「アヤックスのアルフォンス監督が、あなたの息子のプレーに非常に興味があるということで、オランダに来てアヤックスでプレーしてほしいと希望しています」という話が出ました。当然のことではありますが、次男にとっても私にとっても非常に嬉しいお知らせでした。私が「東京ヴェルディと相談してください」と返事をすると、アヤックスの関係者の方から「東京ヴェルディと相談するのは当然ですが、あなたの息子は未成年者であるため、お父さんの確認が必要です」と言われました。このアヤックスからの話に対して「家族も大賛成ですので、よろしくお願いします」と、アヤックスの方にお話しました。アヤックスからの電話を受けた後、私からヴェルディの関係者にこのような話があったことを伝えしました。ヴェルディ側からは「アヤックスから私たちに連絡があれば、息子さんのためにベストな方法を考えて行動します」と、私に約束をしてくれました。
ヴェルディから一向に連絡が来ないため、私がヴェルディに確認の連絡を入れたところ「アヤックスからはまだ連絡はありません」とのことでした。しかし、しばらくして、私が直接アヤックスへ確認を入れてみると、アヤックス側は「ヴェルディに連絡を入れ、息子さんの件について具体的な話をしましたが、ヴェルディ側に完全に断られました」と言うのです。結局、ヴェルディがこの事実を次男にも私にも隠したことで、次男はヨーロッパでプレーできる大きなチャンスを逃がしてしまいました。ヴェルディは私に「あなたの息子にとってベストな方法を考えて行動する」と約束をしたのに、どうしてヴェルディが私たちに何も言わず、事実を隠したのでしょうか。このことがあってから、私はヴェルディに対して不信感を持ち始め、ヴェルディの方針はプロ的ではないと思いました。
それから3ヵ月後の2006年6月に、ヴェルディから私に「あなたの息子さんはまだ高校3年生ですが、ヴェルディ側としては早めに息子さんとプロ契約を交わしたいと考えています」という連絡がありました。本来ならば、次男が高校を卒業する直前の2007年1月に契約を交わすはずでしたが、ヴェルディ側の希望によって、2006年8月1日から2008年1月31日までの契約を交わしました。この契約により、次男は17歳で日本のプロサッカー選手になり、ヴェルディのトップチームとしての活動を始めました。しかし、プロサッカー選手としての初シーズンにさまざまな問題が発生し、ヴェルディの疑わしい姿が現れてきました。
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