Tuesday, June 7, 2016


次男の苦しみと悲しみ(25)名門クラブの人材育成「哲学」は、選手を「潰す」と「人材詐欺」だ!!!




次男は悲しくて複雑な気持ちのままで、12月初旬に山形を去って東京に向かいました。毎年、日本Jリーグで解雇された選手や契約を更新出来なかった選手たちのため、新しいチームが見つかるようにテストを行います。そのテストには、日本のサッカークラブやチームの関係者が参加し、選手たち一人一人の実力を見ます。その後、興味がある選手にオファーをする、これがいわゆる「トライアウト(Try Out)」です。次男は新しいチームを見つけるため、トライアウトに参加することを決めました。このとき、次男のサッカー選手としての状態は万全で、次男は自分の実力をアピール出来る自信がありました。

トライアウトのテストを終えた次男は、自分の実力をうまくアピール出来たと話していました。このトライアウトには大勢の日本人と外国人のサッカー関係者が来ていました。その中に、次男が16歳のときに東京ヴェルディのユースで指導してくれた指導者の方も来ていました。この方はすでに東京ヴェルディを辞めて、別のチームの指導者になっていました。そこで、私がこの指導者の方に連絡を入れて、トライアウトでの次男の様子を確認しました。この指導者の方は「息子さんはトライアウトで大変頑張りました。アピールもよく出来ましたが、今のところ日本国内のチームより東南アジアのどこかのチームに行った方がよいと思います」ということでした。なぜ日本国内のチームではなく、東南アジアのチームの方が良いのかが分からなかった私は、なぜそう思ったのかを聞きましたが、具体的なことは教えてくれませんでした。

次男はトライアウトの結果を待っていましたが、結局どこのチームからも連絡がありませんでした。トライアウトに参加したことや、どこのチームからも連絡がないことは、正式代理人である東京マネジメント会社は分かっていましたが、何の行動もしてくれませんでした。次男にとって2011年シーズンは、山形のチームからの解雇と、トライアウトの残念な結果という最悪のシーズンになってしまいました。

 

2012年シーズン

20121月になると、日本に滞在している選手代理人の仕事をしている外国人の方から次男に連絡がありました。東南アジアのある国のクラブから次男にオファーがあるということでした。東京ヴェルディユースの元指導者の方にも同じように東南アジアのクラブを勧められていたので、私はこのオファーの話を聞いて不思議に思いました。なので私が直接その外国人の方に連絡を入れました。この外国人の方からの話に、私は衝撃を受けました。話の内容は「息子さんは去年12月にトライアウトに参加した時、その場にいたほとんどの関係者が息子さんに注目しました。息子さんが良いプレーを行ったので、関係者の方々からは、『なぜこの子は山形のチームで試合に出場しなかったのか?なぜ山形のチームから解雇されたのか?』などの質問がありました。しかし、同じ場にいた東京ヴェルディの関係者が息子さんのことをよく言いませんでした。息子さんがヴェルディから移籍した際の人材育成費の支払いをまだ行っていないことや、怪我の多い選手だ、ということを周りの方々に話していました。私も東京ヴェルディの関係者のこの話を聞きましたが、おそらく息子さんには日本国内のクラブからオファーが来るのは難しいと思いました。そこで、私は選手代理人として、息子さんには東南アジアのクラブを紹介しようと思いました。」ということでした。この話を聞いた私は、東京ヴェルディユースの元指導者の方が東南アジアのクラブを勧めた意味が分かりました。ここでもまた、東京ヴェルディの行為が次男を苦しめました。選手を育てるはずのクラブが、なぜこのように選手を抑え込むのでしょうか。次男が東京ヴェルディに何か悪いことをしたのでしょうか。この話を聞いた時、私は本当に悲しく切ない気持ちになってしまいました。東京ヴェルディが人材育成費を払ってないと言うなら、東京ヴェルディがどのような「育成」を次男に行ったのでしょうか。次男は東京ヴェルディに所属していた5年間の間、最低な学問的教育を受けさせられたこと、17歳の若さでヨーロッパにプレーするチャンスを逃したこと、怪我を悪化させられたこと、その怪我の治療のために借金ができてしまったこと、実力を証明出来ないように試合に出場する機会を与えられなかったこと、ヴェルディから移籍する際に高い「人材育成金」の支払いを行うという条件を付けられたことなど、悪いことばかりでした。これが、東京ヴェルディが次男に与えた「育成」でした。このような「育成」で、東京ヴェルディが次男の移籍先のチェコのクラブから約700万円を人材育成費として受け取り、さらに次男からは300万円を受け取ろうとしています。これは、人材育成費ではなく、「人材詐欺費」ではないでしょうか。私は元プロサッカー選手として、そうとしか思いません。東京ヴェルディには人材を育成出来る力と資格がありません。その証拠に、この15年間の間に、日本サッカーの「名門」クラブの東京ヴェルディの元で育成された選手たちの中から、何人の選手が日本代表チームとして活躍していたのでしょうか。そのことを考えると東京ヴェルディには人材を育成出来る力と資格がないことが分かると思います。しかし、次男と私は、次男が負担している人材育成費の300万円の返済を一日も早く返済するつもりでいます。また、次男が怪我の多い選手と言われたようですが、次男の軽い怪我すべては東京ヴェルディで悪化させられた怪我の影響でした。

6 comments:

  1. 明日の試合楽しみにしています。頑張れ日本

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  2. Hard Luck Japan, you did a very good Job
    日本代表お疲れ様です。残念でしたが、よく頑張ったよ。無事でお帰りください。

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  3. 間違いなく、日本のサッカーは10年前よりだいぶ良くなっている、これからもサッカーを、サッカーの文化でやればもっともっと良くなる。サッカーの文化というのは、「実力」その一言です。人間関係ではありません。

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