次男の苦しみと悲しみ(22)名門クラブの「最低」なマネジメントは、自分が起こした「罪」を隠すため、新たな「疑惑」。
私は、次男がモンテディオ山形へ行く前に、東京ヴェルディの結果を知りたい気持ちになりました。私自身は、出来れば次男が再び東京ヴェルディに戻り、東京ヴェルディとの間の人材育成費の問題を解決したいと思いました。しかし、東京ヴェルディからの結果の報告もなく、次男の正式代理人の東京マネジメント会社も直接東京ヴェルディには連絡を入れないため、私がまた東京マネジメント会社に代わって東京ヴェルディに連絡を入れようと決め、モンテディオ山形から連絡が来た同日の12月31日に東京ヴェルディに連絡を入れましたが、留守のようでした。年が明けてから3回(2011年1月4日、5日、6日)東京ヴェルディに連絡を入れましたが、事務員のあいまいな返事や逃げる返事に、新しい強化部長とは直接連絡が取れませんでした。新しい強化部長の携帯番号が分からなかったので、事務員の方に何回も新しい強化部長の携帯番号を教えて下さいとお話ししましたが、教えてもらえませんでした。
2011年1月6日、モンテディオ山形から次男に連絡が入りました。その内容は、明日(1月7日)、モンテディオ山形とプロ契約を交わすことをマスコミに報道したいということ、また契約にサインしてもらうために1月11日に山形県へ来てほしいということ、東京ヴェルディで所属していた間のヘルスメート(健康診断記)を持ってくるように、ということでした。このヘルスメートというのは、日本サッカー協会の規則により、日本のJリーグに加盟しているどのクラブでも自分の選手達すべてに作る健康記録ですが、選手がそのクラブから日本国内の他のクラブに移籍をする際には、その健康記録を新クラブに渡さなければなりません。そのモンテディオ山形からの連絡により、次男も私も東京ヴェルディからの連絡を諦めました。モンテディオ山形の指示通り1月7日にモンテディオ山形クラブが次男獲得のニュースをマスコミに報道しました。同日、私は東京ヴェルディに連絡を入れ、次男が東京ヴェルディに所属していた5年間の間のヘルスメートの提出を依頼しましたが、事務員からは、今クラブの責任者が誰もいないため何も答えられないと言われました。なので私は、その事務員の方に、次男はモンテディオ山形クラブに移籍することが決まったので、ヘルスメートについて責任者の方にお伝え下さいとお願いをしました。
1月10日、やっと東京ヴェルディの新しい強化部長から私に連絡がありました。私は新しい強化部長に、東京ヴェルディから次男の練習参加の結果連絡がなかったため何度も東京ヴェルディへ連絡を入れたこと、連絡に対して反応がなかったこと、そうこうしているうちにモンテディオ山形クラブが次男を獲得したこと、ヘルスメートについて連絡を入れたことなどを説明しました。それに対して新しい強化部長は、「東京ヴェルディは息子さんを獲得することが出来ません。現在の東京ヴェルディの金銭的状態は悪くて、クラブの将来も不安定な状態です。息子さんを獲得したとしても、少ない契約金になり、それだけでは人材育成費の支払いや息子さん自身の生活が出来ないと思います。モンテディオ山形クラブに移籍することが決まったと聞きましたが、息子さんにとってその方が良いことだと思います。ヘルスメートについては、調べてからお父さんに連絡をします。」と、私に返事をしました。
1月11日、新しい強化部長からヘルスメートのことで連絡が入りました。連絡の内容は、「東京ヴェルディでは息子のヘルスメートが見つからず、息子がヨーロッパのチェコに移籍した際に、このヘルスメートを東京ヴェルディから受け取ったのではないか。もし、受け取ってなければ、ヘルスメートがなくなったことになるので、モンテディオ山形で新しいヘルスメートを作ってもらっても構わない。」という内容でした。新しい強化部長からこのような内容の連絡を受けた私は、何も言わずに、すでに山形県へ行っている次男と東京マネジメント会社にヘルスメートのことで再度確認をしました。すると、次男も東京マネジメント会社もこのヘルスメートを東京ヴェルディから受け取っていないと言いました。なぜなら、次男は東京ヴェルディから日本国外であるヨーロッパのチェコに移籍したため、ヘルスメートを提出する必要がなかったのです。ここで、次男の獲得に関する連絡の有無や対応やヘルスメートのことで、改めて東京ヴェルディは無責任なクラブだと私は思いました。もし、東京ヴェルディが次男を獲得しないなら、なぜ早めにそのことを私達に知らせなかったのか。さらに、東京ヴェルディが次男のヘルスメートをなくしてしまったのであれば、東京ヴェルディには組織的に大きな問題があることになります。しかしこのことが、2006年の次男の怪我のことを思い出させました。2006年に次男は怪我をしました。その怪我は、当時の東京ヴェルディのメディカルスタッフの「怠慢」や「認識と知識不足」により、悪化してしまいました。このことが次男のヘルスメートに記載されていることで、東京ヴェルディが怪我を悪化させた証拠を残さないために、ヘルスメートを私達に隠したことも考えられます。
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